リベ大どうぶつ病院

コラム

当院における治療例|誤食

  • 😺猫

  • 消化器科

公開日

2024.12.11

更新日

2026.3.17

■どんな動物?

ネコちゃん(Mix)、1歳5ヵ月

まだ若いネコちゃんで、いろいろなものに興味津々。

■飼い主さんが気づいたこと  

数日前から嘔吐が続いて、止まらないんです。

他の病院では吐き気止めの注射をしました。様子を見るよう言われましたが、心配で…

セカンドオピニオンをしていただけますか?

■どんなケガや病気?   

  • 異物を飲み込んでいないかどうか?

  • 飲み込んでいる場合は今、体内のどこにあるか?

  • 胃・腸の状態はどうか?

を調べるため、次の検査を行いました。


  • エコー(超音波)検査

    異物の有無や位置を確認

  • レントゲン検査

    異物の位置や大きさを確認

  • 血液検査

    必要な薬や麻酔を使って問題ないか、全身状態の確認


検査の結果、異物が腸につまって腸閉塞を起こしていることがわかりました。

■どんな治療をしたの?  

全身麻酔をしてお腹を開き、異物がつまっている腸の部分に切れ目を入れて、直接異物を取り出す緊急手術を行いました。

異物は硬いプラスチック片でした。


【プラスチック片がつまっていた腸】

※ご注意

リンクを開くと、動物の手術時の写真が表示されます(一部モザイクをかけています)。

苦手な方は閲覧をご遠慮ください。


▶️症例写真を見る


幸い、腸の血流は十分にある状態で、腸の細胞の壊死は起きていませんでした。

そのため切れ目を縫い合わせることで、きちんと腸を元通りにすることができました。


【腸の切れ目を縫い合わせた後】

※ご注意

リンクを開くと、動物の手術時の写真が表示されます(一部モザイクをかけています)。

苦手な方は閲覧をご遠慮ください。


▶️症例写真を見る

■その後、どうなったの?  

手術後、嘔吐はなくなりました。

腸の切れ目がくっつくまでは点滴で水分や栄養を補給し、薬で感染が起こらないように細心の注意を払ってケアをしました。

お腹を切る手術は、どうしても術後に痛みがともないますが、入院や痛み止めの注射などたくさんの治療をがんばってくれました!

■先生からひとこと

最悪の事態は避けられ、飼い主さんもホッとした様子でした。

早めに受診してくださったのが功を奏しました!

好奇心旺盛な年齢なので心配はつきませんが、何かあればいつでも相談してくださいね!



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