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総合診療
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こんにちは!リベ大どうぶつ病院 院長の林です。
🌀 爪はどこまで切ればいいの?血が出そうで怖い
🌀 嫌がって暴れるので、全部切りきれない
🌀 猫は爪とぎをしていれば、切らなくても大丈夫?
爪切りは、つい後回しになりやすいお手入れですよね。
結論からお話しすると、爪は血管の手前まで、先端から少しずつ切れば大丈夫です。
嫌がる日は、数本だけで終わりにしてもかまいません。
今回は、犬・猫の爪の切り方と頻度の目安、困ったときの対処をお伝えします。
ご自宅で無理なく続けるための参考にしてくださいね。
爪切りの頻度は、犬・猫の年齢や運動量、室内での過ごし方によって変わります。
同じ種類・同じ年齢でも、爪が伸びるスピードは暮らし方やその子次第で異なります。
そのため、獣医師目線でも「⚪︎週間に1回」という明確な数字はありません。
室内で過ごすことが多い子や運動量が少ない子は、爪が自然にすり減りにくいという特徴もあります。
猫は、自分で爪とぎをしますが、爪が十分に短くなるとは限りません。
「週に一度は足先を見る」という形で、爪の状態を見る習慣をつけておくのがおすすめです。
<共通してみられるサイン>
・フローリングを歩くと「カチカチ」と音がする
・カーペットや服に爪が引っかかる
・抱っこしたときに爪が当たる
犬は、立ったときに爪が床に当たっているかどうかも、確認しやすいサインです。
伸びすぎた爪は、布などに引っかかって折れたり、はがれたりする原因になります。
犬の前足の内側(後足にもある場合があります)、少し高い位置にある「狼爪(ろうそう)」は、地面に当たらないため伸びやすい爪です。巻くように伸びて肉球に刺さることもあるので、忘れずに確認しましょう。

また、猫もとくに高齢になると爪が厚くなったり、爪とぎの回数が減ったりして、爪が伸びやすくなることがあります。伸びた爪が肉球に食い込むと、痛みや炎症の原因になります。
加えて、爪とぎをしなくなった、足先を気にする、歩き方が変わったといった様子がある場合は、関節や足先の痛みが関係している可能性もあります。気になるときは診察で確認しましょう。
爪の内側には、血管と神経が通っています。ここを切ってしまうと、出血して痛みも出ます。
白い爪の子は、ピンク色の血管が透けて見えるので比較的わかりやすいです。
でも、黒い爪の子は、外から血管が見えません。
また、爪を定期的に切らずにいると、血管も一緒に伸びてしまうことがあります。
そうなると、血管の手前までしか切れないため、短く整えたくても思うように切れません。
だからこそ、伸ばしすぎる前に「こまめに少しずつ切っておくこと」が大切です。
爪切りは、犬・猫用のものを使い、次の手順で少しずつ進めましょう。
1️⃣ 足先をやさしく持つ
猫は、指をやさしくつまむように押して爪を出します。
2️⃣ 先端から少しずつ切る
白い爪は、透けて見える血管の手前までにします。
3️⃣ 血管が見えない黒い爪は、何回かに分けて少しずつ切る
猫の爪は、根元に見えるピンク色の血管を避けて、透明な先端だけを切りましょう。
どこまで切ればよいか迷うときは、無理に進めず、動物病院で長さを見てもらうと安心です。

全部を一度に終わらせなくて大丈夫です。
力ずくで押さえつけて続けるのではなく、嫌がる日は「今日は2本だけ」と、短い時間で切り上げましょう。
できるだけ落ち着いた環境で行いましょう。
1本切れたら褒めたり、おやつをあげたりして、爪切りに対してよい記憶を残してあげるのも大切です。
爪切りに慣れていない子は、まず足先に触れられることから少しずつ慣らしていきましょう。
もし深爪で血が出てしまったら、清潔なガーゼなどで爪の先を押さえて止血します。
ペット用の止血剤を用意しておくと安心です。止血剤がなくても、5分ほどで止まることが多いです。
押さえ続けても血が止まらないときは、動物病院へご連絡ください。


「爪切りが苦手な子は、切ることより先に『足先を触られても平気』になるのが近道です。子犬・子猫のうちから、足先を触ったら褒める練習だけでも効果があります。高齢の猫なら、眠っているときにそっと肉球を押して、爪の先を見るだけでも十分なチェックになりますよ。」
爪に以下のような様子があるときは、次のお手入れを待たずに、早めにご相談ください。
<受診のサイン>
✅ 爪が肉球に刺さっている
✅ 爪が割れた・はがれた
✅ 押さえても出血が止まらない
✅ 爪のまわりが赤く腫れている
✅ 足をかばっている
✅ 触ると強く嫌がる
高齢の猫で、爪とぎをしなくなった、爪が伸びて太くなってきたときなどは、関節の痛みなどで爪とぎがしにくくなっていることがあります。
爪の伸びすぎが病気のサインのこともあるため、一度診察で確認しましょう。
A. いいえ、室内で飼育をしているのであれば引っかかる可能性はあるため、爪とぎをしていても爪切りはしましょう。
爪とぎは、古い外側の層をはがして爪の鋭さを保つための行動で、爪の長さを十分に整えられるとは限りません。
A. はい、当院では爪切りだけのご来院も大丈夫です。
ご自宅で難しいときや、黒い爪でどこまで切ればよいか不安なときは、無理をせずお任せください。
診察や予防で来院されたときに、あわせて声をかけていただいてもかまいません。
爪切りは、血管の手前まで、先端から少しずつ切るのが基本です。
嫌がる日は数本だけでも大丈夫なので、週に一度は足先を見る習慣をつけて、こまめに整えてあげましょう。
爪が刺さっている、割れている、出血が止まらないといったときは、早めにご相談くださいね。
ご自宅で切るのが難しいときや、どこまで切ればよいか迷うときは、爪切りだけでもお気軽にご来院ください。
愛犬・愛猫に合ったペースで、一緒に続けていきましょう。
【参考文献】
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