🐶犬
その他
消化器科
公開日
2026.2.4
更新日
2026.3.19

こんにちは!リベ大どうぶつ病院 院長の林です。
🌀 愛犬が散歩中に落ちているものを口に入れてしまった!
🌀 留守番中に誤食してしまった!
このような経験はありませんか?
犬の誤食は命に関わることもあるため、多くの飼い主さんが不安を感じられることと思います。
このコラムでは、自宅でできる誤食予防のしつけ方法、当院のしつけ教室でのサポート内容についてご紹介します。
誤食の原因は、単なるいたずらや好奇心ではないかもしれません。
実際に2021年の研究報告では、犬の誤食の原因の88%は「そのコの性格や気質、メンタル面」に関係していることがわかっています。
例えば、おもちゃを激しくボロボロに壊すのは「多動や衝動性」、普段は噛みちぎる行動が少ないのに誤食してしまうのは「不安や寂しさ」のサインである可能性があります。
まずは日頃のちょっとしたしつけや習慣づけで、誤食を防ぎやすい行動を育てていきましょう。
愛犬の誤食を防ぐために大切なのが「日頃のしつけ」です。
次のような動作を身につけておくと、誤食を防ぎやすくなります。
落ちているものを拾わない
口に入れたものを離す
ここからは、今日から自宅で実践できるしつけ方法をご紹介します。

愛犬がおやつやおもちゃを口にくわえた状態で「ちょうだい」と声をかけながら、代わりのご褒美を見せます。自発的に離したタイミングで、しっかり褒めてご褒美を与えましょう。

ご褒美は、褒めるという「愛情」でも「好きなおやつ」でもいいですね!
愛犬が危険なものを口にしてしまったときに、無理やり取り上げると「取られる前に飲み込もう」としてしまうことも。
誤ってそのまま飲み込む可能性もあるため、注意しましょう。
わざと好きなおやつを地面に置き、散歩中に落ちているものを見つけたときに無視する練習もしてみましょう。
落ちているものに反応しそうになったら、次の行動が見られるか確認します。
鼻を近づける
においを嗅ぐ
くわえようとする
こうした行動が見られたら、リードを軽く引いて飼い主に注意を戻し、アイコンタクトができたら褒めてあげます。
徐々に人通りの多い場所や誘惑の多い環境でも練習し、どんな状況でも指示に従えるようトレーニングを重ねていきましょう。
飼い主の目が届かない留守番中は、ケージやサークルを使うのがおすすめです。退屈しないように、噛んでも安全なおもちゃを入れておきましょう。
ケージやサークルを使わない場合は家具の配置を見直し、テーブルの上に手が届かないように工夫することが大切です。
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当院のしつけ教室では、専門のスタッフがトレーニングを行います。
🌀 自宅での練習だけでは難しい
🌀 愛犬の行動に不安がある
このような場合は、プロのサポートを受けることを検討してみるのもおすすめです。
ここからは、しつけ教室での取り組みをご紹介します。
拾い食いをやめさせるためには、飼い主の指示に従う関係性を築くことから始めます。
また、ご飯やおやつを口にする前には、飼い主とアイコンタクトを取れるようにすることが大切です。許可が出るまで待つ練習をすることで「何かを食べる前には飼い主に確認する」というルールを身につけていきます。
また、危険なものに近づきそうなときのために「待て」で動きを止め、「おいで」で飼い主のもとへ呼び戻す練習もします。
生活環境によって、愛犬の誤食のリスクや対策方法は異なります。
多頭飼育をしている家庭
小さなお子さんがいる家庭
留守番時間が長い家庭 など
当院のしつけ教室では、愛犬の行動のクセや生活状況をお伺いしながら、各家庭に合った安全対策を一緒に考えています。「こういう場面ではどうすればいいか」といったご相談にも対応しています。
当院では、初めてしつけ教室を利用する方でも、安心して参加できる雰囲気づくりを心がけています。
どの教室も、基本的には1時間の予定です。最初の5分ほどは愛犬の体調チェックを行い、現在の困りごとや目標を共有しながら、無理のないペースでトレーニングを進めていきます。
教室で学んだことを日常生活でも実践してもらい、飼い主さんと愛犬が共に成長していけるようにサポートしています。

いろいろなしつけ教室がありますので、まずは体験して、相性が良く通いやすい教室を探してみるのがおすすめです!

当院のしつけ教室には、さまざまな悩みを持つ飼い主さんと愛犬が参加しています。
散歩中の拾い食いがやめられないコ
留守番中の誤食が心配なコ
子犬のうちに誤食予防の習慣を身につけたいコ
「うちのコだけかも」と思っている悩みも、実は多くの飼い主さんが抱えている共通の課題かもしれません。自宅でのしつけに限界を感じたときや専門的なアドバイスがほしいときは、しつけ教室を利用してみるのも一つの方法です。
ご家族だけで悩まず、愛犬が安全に過ごせる毎日を一緒に作っていきましょう。
【参考文献】
Masson S, Guitaut N, Medam T, Béata C. Link between Foreign Body Ingestion and Behavioural Disorder in Dogs. Journal of Veterinary Behavior. 2021;45:25-32.
東京都動物愛護相談センター|犬の問題行動への対処方法 ~家庭犬しつけインストラクターからのアドバイス~
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