リベ大どうぶつ病院

コラム

【突然のケガ!】その場で役立つ、飼い主さんの対応3選

  • 🐶犬

  • 😺猫

  • 皮膚科

  • 総合診療

公開日

2024.11.26

更新日

2026.3.17

こんにちは!リベ大どうぶつ病院 院長の林です。


もし大切な動物たちがケガをしてしまったら、まず何をすべきか、

あなたはご存じでしょうか?


やんちゃなコ、好奇心旺盛なコ、

他の動物への警戒心が少ないコ、気難しいコ…

あるいは

日常の中でふと目を離した時、慣れない場所へでかけた時…などなど。


動物たちの性格や環境によって、ケガのリスクは常にあるといってよいでしょう。

犬同士のケンカは、時に飼い主さん自身が巻き込まれてしまうケースも。


実際に動物たちがケガをしたら、誰でもあわててしまいますよね。

そんな時は、ぜひ本コラムを参考にしていただければと思います。


このコラムでは、動物たちがケガをしたとき

  • 飼い主さんがまずやるべきこと・避けた方がよいこと

  • 動物病院での治療方法や通院回数の目安

についてお伝えします。


ケガの対処法や治療の流れを知っておくことで、飼い主として落ち着いて対応できるようになります。

動物たちの身体と安心を守るために、ぜひ最後までご覧ください!

🔸ケンカで咬まれた?!すぐに役立つポイント3つ

🌀うちのコがケンカしてケガしちゃった…!どうしよう、血が出てる!


そんなときは、次の3つのポイントを押さえて行動しましょう!

ポイント1. 傷口を水でやさしく洗う

ケガに気づいたら、まず傷口とその周りを、水でやさしく洗います。

すぐに水で流すことで、汚れや雑菌が体内に入るのを防ぐことが期待できます。


【傷口を洗う手順】

  • ぬるま湯を使用

できれば体温と同じくらいのぬるま湯がベストですが、常温の水でもOK。

あまりに冷たい水は、皮膚への刺激となるため避けた方がよいでしょう。

  • 弱い水流で洗う

ペットボトルなどに水を汲み、少しずつ傷口にかけるとやさしく洗えます。

  • 汚れを落とす

血や汚れがついている場合は、ある程度きれいになるまで水をかけ流します。


水だけで一定の洗浄効果があります。傷口に対して石けんやシャンプーの使用は避けましょう。

ポイント2. アルコール消毒はしない

アルコールを含む消毒剤は、動物の皮膚に強い刺激となります。

特にケガの直後は、以下のリスクがあります。

  • 成分が傷口にしみて、痛みが増す

  • 特有の臭いや使用感が動物を不安にさせる

飼い主さんの判断で使うことは避けましょう。

消毒については、必ず獣医師に相談してください。

ポイント3. 動物病院を受診するまで、無理をさせない

動物が痛みを感じている時には、できるだけ負担を減らしてあげましょう。

以下のことを心がけ、なるべく早く動物病院を受診してください。


  • 興奮する要因を遠ざける

ケンカ相手など、動物を緊張・不安にさせるものから離れてください。

  • 静かな環境を作る

動物が落ち着きやすい環境を整えましょう。暑すぎず寒すぎない、少し暗めの場所があれば理想的。

また飼い主さんの落ち着いたやさしい声かけで、動物たちはより安心感が得られます。

  • 楽な体勢を保つ

無理に歩かせず、リラックスできる体勢を保ちましょう。


外傷(切り傷、打撲、咬まれた傷、やけどなど)の処置は、スピードが重要です。

かかりつけの動物病院が遠い場合、現在地から最寄りの動物病院で治療してもらいましょう。

動物と一緒に旅行に出かけるときには、旅先の動物病院の場所をあらかじめ調べておくのもオススメです。


【ケガの対応3つのポイント】

ペットのけが対応に関する3つのポイントを示したイラスト。傷口を洗う(ぬるま湯、弱い水流で)。アルコール消毒はNG(傷ついた皮膚にしみるため)。無理せず病院へ(安静に、楽な体勢で)。

🔸ケガの治療法は?手術と薬の使い分けを解説!

動物病院ではケガの部位や程度に応じて、大きく2つの治療法を使い分けます。

①手術(外科治療)

傷が深かったり、広い範囲にわたる場合、緊急手術を行います。

  • ダメージを受けた皮膚を取り除く

  • 正常な皮膚同士を縫い合わせ、傷口をふさぐ


手術をすることで、時間の経過とともに見た目もきれいに治すことが可能です。

②薬による治療(内科治療)

小さめの傷や、雑菌が増えて化膿した傷には、次のような治療を行います。

  • ぬり薬や飲み薬などの抗生剤で、菌を減らす

  • 治療用の特殊なガーゼや包帯で、傷口を保護しながら治癒をうながす


毎日のケアで痛みや腫れを抑え、少しずつ治していきます。


どちらの治療法が適しているか、または両方を組み合わせるべきかは

  • 傷の状態

  • そのコの体力・性格など

獣医師が総合的に考えて判断します。


薬の種類は、嫌がらないものを選ぶために、飼い主さんとも相談しながら決めていきます(ぬり薬を嫌がるコには飲み薬を選ぶなど)。

そのコにあった治療を見つけることが大切です。

🔸通院回数はどのくらい?治療ごとの目安をチェック!

時間を作ってきちんと治療を行うためにも、病院に通う回数や頻度は、気になるところですよね。

外傷の治療ではどのくらいの通院が必要になるのか、目安をお伝えします。

外科治療・重症のケガ

手術を行った場合や炎症がひどい場合は、

  1. 数日間の入院

  2. その後、毎日もしくは1〜2日ごとの通院

  3. 状態が落ち着いてきたら、週1回を目安に再診(2〜3週間続ける)

しばらくは頻繁な通院が必要になるケースが多いです。

内科治療・軽症のケガ

薬のみで治療する場合や傷の程度が軽い場合は、

  1. 初回の診察で傷の処置と、自宅でのケアについて説明

  2. 飼い主さんによる自宅でのケア

  3. 1週間後に再診

経過が順調であれば通院は不要で、完治まで自宅で様子を見ます。


上記はあくまでも目安ですので、傷の状態や動物の体調によって大きく変わることもあります。

獣医師とよく相談しながら治療を進めましょう。

🔸大切な家族の健康を守るために

動物たちが思わぬケガをしてしまったら…

早めの対応と適切な治療を受けることで、傷口の悪化や後遺症を防ぎ、回復を早めることができます。


  • ケガをしたらすぐにぬるま湯で洗い、病院へ!  

  • 集中的な治療で、早く・きれいに傷を治そう!  


🌀もしかして、思ったより傷が深いのかも…

🌀どう対応したらいいかわからない…


そんな時は、いつでもリベ大どうぶつ病院にご相談ください。

大切な動物たちに関する、あなたのお困りごとや不安など、些細なことでもお気軽にお聞かせいただければと思います。

お話を伺いながら、そのコにあったベストな治療方法をご提案いたします。


スタッフ一同、動物たちの健康をしっかりサポートいたします!

それではまた、次のコラムもお楽しみに!

▶︎LINEでのご相談はこちら

受診前にお問い合わせいただけます。どうぞお気軽にご利用ください。

3枚の写真。左上の写真 「エリザベスカラーをつけた犬」  右上の写真 「地面に落ちた緑色のガラス破片」  下中央の写真 「子犬が別の犬の顔に触れている様子」

🔸当院における治療例|外傷

当院でのケガの治療例を、写真とともに簡単にご紹介します。

治療への理解を深めていただく一助となれば幸いです。


※ご注意

下記のWebページには一部、動物の傷口の写真を表示する画像リンクが含まれています(モザイクあり)。

「症例写真を見る」のリンクを開かない限り表示はされませんが、苦手な方は閲覧をご遠慮ください。


▶︎当院における治療例|外傷

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