🐶犬
😺猫
予防診療
公開日
2025.11.6
更新日
2026.3.17
こんにちは!リベ大どうぶつ病院 院長の林です。
突然ですが、あなたのワンちゃん・ネコちゃんが前回の健康診断を受けたのは、いつ頃でしょうか?
1年前?それとも5年前くらいでしょうか?
あるいは、まだ一度も受けたことがありませんか?
動物たちは、私たちよりもずっと早いスピードで年を重ねていきます。
諸条件によっても変わりますが、一般的には
犬や猫の1年=人間の約4〜7年分
に相当するともいわれています。
だからこそ「変わらないように見える毎日」の中でも、体の中では少しずつ変化が起きていることがあります。
健康診断は、そうした変化に早く気づくための大切な時間です。
今回は
ワンちゃん・ネコちゃんの健康診断のメリット3選
おすすめスケジュール・検査のポイント
実際に見つかることのある病気
などについてお伝えします。
💭健康診断って本当に必要?
💭うちの子はまだ3歳だけど…何歳くらいから行くもの?
💭検査ってどんなことするのかな?痛くないか心配…
もしあなたがそんな疑問や不安を抱えていらっしゃるなら、
あなたと大切な家族の“これからの安心”を守るためのお役に立てばうれしいです。
健康診断では、体のいろいろな検査データを知ることができます。
それらを定期的にチェックして積み重ねることで、次のような3つのメリットがあります。
① その子にとって「いつも通り」かどうかの判断に役立ちます
病気かどうかの診断には、基本的にはそれぞれの検査において定められている基準値が重視されます。
しかし一方で、ワンちゃん・ネコちゃんには品種・体の大きさ・体質など、個体ごとにさまざまなちがいがあるもの。
一般的な基準値だけでなく、その子にとっての「いつも通り(=平常値)」を知っておくことも大切です。

② 変化にいち早く気づける可能性が高まります
定期的なデータを比べることで
「1年前より腎臓の数値が少し上がってきたようですね」
など、わずかな変化にも気づきやすくなります。
私たちよりも変化のスピードが早い動物たちだからこそ、半年・1年ごとにデータを積み重ねることは、異変をできるだけ早くみつけるための貴重な情報となります。

③ その子に合った、より適切な治療につながります
①や②のように、その子にとっての「平常値」や、定期的な過去のデータがあることは、より適切な診断とオーダーメイドな治療計画を立てるために大きな助けとなります。
特に内臓や血液など内科系の病気は、初期の段階でははっきりとした症状があらわれないことも多くあります。「元気そうにみえる」からといって、必ずしも健康とは限りません。
そうした病気から大切な家族を守るためにできる予防策、それが定期的な健康診断です。

健康診断をいつ・何回受けるかは、年齢や健康状態などをふまえて考えましょう。
下記も目安にしてみてください。
若年・成年期(猫:〜7歳くらいまで)
年に1回の健康診断でOK
フィラリア検査(採血あり)と一緒に調べられる血液検査で基礎データを知ろう
成熟期(犬・猫:約7歳〜)
半年に1回の健康診断がおすすめ
血液検査・画像検査(レントゲン・エコー)を含む検査でバランスよくチェック
高齢期(犬・猫:約10歳〜)
3ヵ月〜半年に1回の健康診断が理想的(猫:半年に1回)
異常値・気になる症状がみられる場合は、年に数回の再検査できめ細やかな経過観察を
※犬の場合、具体的な年齢は小型犬・中型犬・大型犬などによって異なります。
春(3〜6月)
毎年春に行われることが多いフィラリア検査は、採血をして調べるため、このタイミングで各種血液検査項目も一緒にチェック
採血の回数をなるべく減らすことで動物たちも安心
秋〜冬(10〜2月)
レントゲン・エコーなどの画像検査で、お腹の中をチェック
春の検査で異常値がみられた項目の再検査
通年
気になることがあれば早めに相談、詳しい検査でしっかり確認
成長に合わせて、または1年を通して適切なタイミングで検査を受けることで、今の体の状態をきちんと知っておくことができます。
リベ大どうぶつ病院では、動物たちの健康にとって特に重要と考えられる検査を組み合わせ、1回で効率よく必要なチェックができるよう、大きく3つの健康診断メニューをご用意しています。
【年齢や季節に合わせて効率よく受けるなら】
①春の健康診断
②秋のお腹の健康診断
【1年中いつでもOK】
③わんドック&にゃんドック(各種コース)
また、できる限り負担を少なく検査を受けていただけるよう、春・秋には割引キャンペーンなども行っております。
それぞれの特徴を下記にご紹介します。
【検査のポイント】
フィラリア検査
・命にかかわることもある寄生虫病に感染していないかの確認・予防薬投与
血液検査
・貧血や炎症の有無をチェック
・腎臓、肝臓、血糖値など内臓機能のチェック
・甲状腺の病気がないかを調べるホルモン値のチェック
ノミ・マダニ予防

【検査のポイント】
血液検査
・貧血・肝臓・血糖値など+初期の腎臓病にかかわる項目をチェック
画像検査[レントゲン検査、超音波(エコー)検査]
・痛みをともなうことなく、お腹の中を確認
・臓器の形・大きさ・動きに異常がないか、腫れがないかなどをチェック
・骨の状態もチェック


年に1回は、必ず画像検査を受けておくことをおすすめします!
【各種コースのポイント】
わんドック・基本コース
・腹部の臓器を中心として基本的な健康状態の把握ができます
わんドック・しっかりコース
・より全身的なチェックができ、腹部だけでなく心臓もしっかり評価します
・特に6歳以上のワンちゃんにおすすめ
にゃんドック
・年齢を問わず、腹部の臓器を中心として基本的な健康状態の把握ができます

「この子は5年ぶりのレントゲン検査です」
「今まで、うちの子は一度も健康診断を受けたことがないんですが…」
といった飼い主さんも少なくありません。
そうした検査で隠れていた病気が見つかり、
「受けてよかった!」
というお言葉をいただいたときには、スタッフ一同ホッとすることも。
だからこそ私も、たとえ元気そうに見えるワンちゃん・ネコちゃんでも、小さな異変を見逃さないよう全身をしっかり診ています。
当院の健康診断で発見されることのある病気のうち、主なものを5つをご紹介します。
1. 慢性腎不全
ネコちゃんに多く、高齢になるほど発症率が上がります
血液検査・尿検査で腎臓へのダメージを調べることができます
2. 心臓病
小型犬・中高齢のワンちゃんに多い僧帽弁閉鎖不全症などがあります
お薬によって症状をコントロールすることで、より長く生活の質を保つことを目指せます
3. 関節の病気
太りぎみのワンちゃんや、年齢が上がるにつれて見つかることがあります
早めの体重管理・関節のためのサプリメントなどにより対策ができます
4. 肝臓の病気
症状があらわれにくいため、健康診断で初めてわかることが多い病気です
放置せず適切な治療を受けられれば、多くの場合で改善が期待できます
5. がん(腫瘍)
画像検査で見つかることが多い病気です
早期発見・早期治療で、再発を抑えることも期待できます
私たちよりも先に、年老いていく動物たち。
その限られた時間をできるだけ長く健やかに暮らしていけるように、私たちができるプレゼント、そのひとつが「健康診断」といえるかもしれません。
🌀健康なときにわざわざ検査をするのは少し気が引ける…
病気になってからでは、より多くの検査や治療のために、長い時間・何度も通院しなければならないことも。
一方、予防や初期の段階であれば治療選択肢が広がり、
生活習慣への配慮
食餌療法
など比較的軽い対処でOKなこともあります。
🌀うちの子は病院がニガテで…
リベ大どうぶつ病院では、怖さや痛みに配慮し、できる限り動物たちに寄り添った対応を心がけております。
例えば、とても怖がりなワンちゃん・ネコちゃんの場合には、あらかじめ処方された抗不安薬を自宅で飲んでおくことで、健康診断でも比較的ストレスを感じにくい状態で検査を受けることができます。
緊張しやすい子
怖がりな子
など、病院へ連れて行くことに不安をお持ちの場合は、来院前にお気軽にご相談ください。
スタッフ一同全力でサポートいたします。
元気な今だからこそ、できること。
言葉を話せないからこそ、その体について私たちが知っておくべきこと。
定期的な健康診断によって「安心」を積み重ねることが、あなたと大切な家族のかけがえのない時間につながります。
健康診断についてわからないことなどがございましたら、どうぞ遠慮なくお問い合わせください。
ご予約や受診の流れ・料金についてご説明しています。
受診前にお問い合わせいただけます。どうぞお気軽にご利用ください。
それではまた、次のコラムをお楽しみに!

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