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こんにちは!リベ大どうぶつ病院 院長の林です。
🌀 元気な犬や猫にも、健康診断は必要?
🌀 健康診断は、どのくらいの間隔で受けるもの?
🌀 エコーやレントゲンは、何が分かるの?
当院では、春と秋の年2回、健康診断をおすすめしています。「元気なのに、そんなに検査が必要?」と疑問に思う方もいらっしゃるのではないでしょうか。
今回は、年2回の健康診断をおすすめする理由と、当院で秋に行っている「お腹の健康診断」の内容をご紹介します。血液検査・エコー・レントゲンで分かることや、受診前の準備も一緒に確認していきましょう!
犬・猫は、人よりも早いスピードで年齢を重ねます。その速さは犬種や体格、年齢などによって異なりますが、半年の間にも体の状態が変わることがあります。
また、私たちのように「少し気持ちが悪い」「ここが痛い」と言葉で伝えることができません。病気の初期には、食欲や元気に目立った変化が出ないこともあります。
毎日一緒に過ごしている飼い主さんであっても、少しずつ起こる変化には気づきにくいものです。そのため、定期的な健康診断で体の状態を確認し、変化に気づくきっかけを作っていくことが大切です。
▼ 関連コラム

関連コラムの通り、健康診断を受けるおすすめの頻度は、年齢や犬種、持病の有無によって異なります。
その上で、当院では、年齢にかかわらず、春・秋の年2回の健康診断をおすすめしています。若いうちから検査を習慣にしておくと、そのコにとっての「いつも通り」のデータを記録しやすくなるためです。
春と秋には、それぞれ次のような健診をご案内しています。
✅ 春:血液検査が中心。犬ではフィラリア検査の採血に合わせて実施
✅ 秋:血液検査に加え、お腹のエコーやレントゲンで腹部の臓器を確認
それぞれの検査で分かることを組み合わせ、年間を通して身体の状態を確認していきます。
なお、年齢や健康状態によっては、より短い間隔での確認が必要な場合もあります。具体的な頻度は、そのコの状態に合わせてご相談ください。

🌀「画像検査って何?」
🌀「血液検査だけじゃダメなの?」
そう思われた飼い主さんもいらっしゃるかもしれません。
血液検査では、貧血の有無や、肝臓・腎臓などに関わる数値を調べます。一方、臓器の形や大きさ、内部の様子を確認するのが画像検査です。
エコーでは、臓器の形や大きさに加え、内部の様子を詳しく見ていきます。
レントゲンでは、撮影した範囲を広く見渡し、臓器の大きさや位置などを確認します。
それぞれ分かることが違うため、組み合わせることで、身体の状態をいろいろな面から確認できます。
検査 | 主に確認すること |
|---|---|
血液検査 | 貧血の有無、肝臓・腎臓などの働きや代謝に関わる数値 |
エコー検査(腹部超音波検査) | 肝臓・胆のう・腎臓・脾臓・膀胱などの形、大きさ、内部の様子 |
レントゲン検査 | 臓器の大きさや位置、全体の様子 |
ただし、画像検査にも限界があります。
たとえば、お腹のエコーでは、画像に変化が現れない病気や、変化が見つかっても原因までは分からないケースがあります。しこりが見つかった場合は、画像だけでは良性か悪性かを判断できず、細胞や組織の一部を採って詳しく調べる検査が必要になることもあります。
また、気になる変化があっても、すぐに治療が必要とは限りません。症状やほかの検査結果も踏まえ、経過を観察する場合もあります。
エコー検査(超音波検査)は、皮膚にゼリーを塗り、小さな機器を当てて、臓器の様子をリアルタイムで画面に映して確認する検査です。
通常、検査そのものに強い痛みはありません。当院では、基本的に麻酔や鎮静なしで行っています。
レントゲンは、X線を使って身体の中を撮影する検査です。撮影する部位に合わせて姿勢を整え、身体が動かないようにして撮影します。
当院では、基本的に麻酔を使わずに行っています。 撮影は短時間で終わるため、身体への負担が比較的少ない検査の一つです。

エコーやレントゲンを受けるときは、食事やお薬について、動物病院からの案内を確認しておきましょう。
ここからは、当院の健診を受ける前に準備していただきたいことや、緊張しやすいコへの配慮についてご紹介します。
胃や腸に食べ物やガスがあると、お腹のエコーで臓器が見えにくくなることがあります。そのため、当院では検査当日の朝ごはんを控えていただいています。お水は飲ませても大丈夫です。
飲んでいるお薬については、自己判断で中止せず、事前にご確認ください。
お腹に触れられることや、同じ姿勢を保つことが苦手なコ、診察で緊張しやすいコは、予約時にご相談ください。
猫の健康診断の場合、ご相談内容に応じて、猫専用の診療時間「キャットアワー」で対応できることもあります。また、犬・猫ともに、状況に応じて緊張を和らげるお薬を事前に使う方法も検討しています。

当院では、10月1日から2月28日まで「お腹の健康診断キャンペーン」を実施予定です。血液検査・エコー・レントゲンを組み合わせる場合は、半日お預かりして検査を行います。
検査の流れや料金は、下のチラシをご覧ください。

今回のコラムでは、春・秋の健康診断と、血液検査や画像検査の役割、受診前の準備についてお話ししました。
健康診断で異常が見つからなくても、その結果は大切な記録になります。次の検査結果と比べることで、そのコの身体の変化に気づく手がかりになるためです。また、健康診断は、日々の暮らしを振り返る機会にもなります。
💭「今のごはんの量は合っている?」
💭「最近、水を飲む量が増えた気がする」
💭「前より遊ぶ時間が短くなったかも」
こうした気づきや疑問も、ぜひお聞かせください。検査結果と普段の様子を合わせて、これからの健康管理に役立てていきましょう。

小さな気づきが、病気の早期発見につながることもあります💡
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※ 食欲の低下や繰り返す嘔吐など、すでに体調の変化があるときは、健診の時期を待たずに診察をご相談ください。予約時に症状をお伝えいただくと、検査の選び方を考えるうえでも参考になります。
それではまた、次のコラムで!
【参考文献】
AAHA/AAFP. 2021 AAHA/AAFP Feline Life Stage Guidelines. 2021.
AAHA. 2019 AAHA Canine Life Stage Guidelines. 2019.
Webb JA, et al. Ultrasonographic and laboratory screening in clinically normal mature golden retriever dogs. Can Vet J. 2012;53(6):626–630.
Griffin S. Feline abdominal ultrasonography: what’s normal? what’s abnormal? The liver. J Feline Med Surg. 2019;21(1):12–24.
Rodan I, et al. 2022 AAFP/ISFM Cat Friendly Veterinary Interaction Guidelines: Approach and Handling Techniques. J Feline Med Surg. 2022;24(11):1093–1132.
Meomartino L, et al. Imaging techniques in Veterinary Medicine. Part I: Radiography and Ultrasonography. Eur J Radiol Open. 2021;8:100382.
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